こんにちは、タキです。
2012年から渋谷で飲食店を経営しながら、WEB制作事業もやっています。
飲食店経営をしているととにかくやることが多いです。
特に現場にも立っているオーナーさんなどは、営業前後の時間も、睡眠時間を削って事務作業などに追われることもよくあります。
僕もお店を立ち上げた当初はそうでしたが、意外とアプリやツールを駆使すれば、外注や自動化ができたりすることが分かりました。
忙しいとついつい思考が停止してしまい、全部自分でやってしまうのですが、自分でなくてもできる仕事はどんどん外注や自動化するのがオススメです。
また、ツールを使うことで、より業務の効果が上がったりすることもあるので、個人的にはまずはできるだけ試してみるのが良いかと思います。
今回はそんなツールやアプリをいくつかご紹介します。
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仕事を外注する
ランサーズ
日本最大級のクラウドソーシングのサービスです。
つまりオンラインで仕事を外注できる仕組み。
全国のフリーランサーが登録していますので、チラシやWEBサイト、名刺やショップカードなどの制作を外注できます。
また、それ以外にも書類作成やデータ入力なども依頼できます。
依頼はチャット形式で簡単にできますし、まずは単価の安い作業系の雑務を頼んで試してみると良いかと思います。
僕は最初、WEBサイトとメニュー表の内容更新を頼みましたが、通常の制作会社に頼むより数倍安く済ませることができました。
依頼する以外に僕は全く手を動かしていないので、その分新規メニュー開発や店長とのミーティングなどに時間を使う事ができました。
≫ランサーズはこちら
同様のサービスにクラウドワークスもありますので、案件やフリーランサーの登録状況を見て、好きな方を使ってみると良いかと思います。
ごはんのカメラマン
料理写真をカメラマンが撮影しに来てくれるサービスです。
5メニュー、15〜30カット撮影までですが、19,000円で頼めます。
Instagramフォローをすれば17,500円で使うことができます。
通常、プロのカメラマンに撮影を依頼すると、だいたい1回4〜5万円程度の費用がかかりますが、それほど撮影量が無い場合や、ピンポイントで必要なメニュー写真だけ撮りたい時などには便利なサービスです。
季節限定の新メニューを追加したので、その分だけ写真を追加撮影してもらう
など
Gengo
オンラインで24時間発注できる「翻訳サービス」です。
Webサイトから発注すると、プロの翻訳者が1文字5円〜翻訳をしてくれます。
メニューやWebサイトの翻訳に便利です。
昨今外国人観光客が激増し、いよいよインバウンド集客も考えなければいけなくなってきました。
その第一歩、ではないですが、まずは店舗に英語のメニューがあるだけで、お客さまだけでなくスタッフの安心度もずいぶん違います。
オンライン人力翻訳サービスはいくつかあり、料金体系も少しずつ違います。
もうひとつ有名な「Conyac」は発注金額の10%程度という料金設定です。
自分はメニューのテキスト翻訳程度の依頼だったので、Gengoが単価的にもベストだと思い、使っていました。
事務作業を効率化する
Googleドライブ
言わずと知れたGoogleの無料ツールです。
Googleアカウント(https://myaccount.google.com/intro?hl=ja)さえ登録すれば、誰でも使えます。
オンラインで、ワードやエクセルと変わらない機能が無料で使えて、書類はメンバーで共有や共同管理もできますので、収支や議事録、書類の管理などにとても便利です。
データはすべてオンラインで管理されるので、店舗で書類を探す手間も省けます。
店舗の収支をエクセルで管理。
日々の売上情報は現場のスタッフが記入し、それを経営陣で日々確認する。
月次・年次の売上も見える化できるので、現場スタッフとの意思統一にも便利
など
ネットプリント
セブンイレブンが提供する、オンラインのプリントサービスです。
PCやスマホからデータをアップすれば、セブンイレブンのコピー機で印刷することができます。
お店や自宅にプリンタが無くても問題ないので、コストの面でも場所の面でもメリットがあるかと思います。
アプリも提供されています。
例えばオーナーが最新のメニューをアップして、それを店舗のアルバイトさんがコンビニでプリントする
修正があった場合は再度アップし直せば、最新データをプリントすることができます。
など
ドロップボックス
こちらも有名なデータストレージサービスです。
オンラインのフォルダにデータを保存しておくことができます。
こちらもクラウド上にデータがあるので、メンバー同士で共有したり、共同編集したりできるので、いちいちデータや書類の受け渡しも不要です。
店舗で撮影したメニューや内装の写真をドロップボックスにアップ。
オーナーや別店舗のスタッフと共有し、使う写真を番号で指定。
チラシを作るときには、デザイナーにもそのまま共有することで、効率化ができる
など
WEBサイトをオンラインにストックしておくことができるサービス。
気になったサイトやよく使うサイトを簡単に登録しておき、後から一覧で確認することができます。
仕入れ業者さんの仕入れ用サイトをすべて登録しておき、
発注の際には、pocketを開けば、登録しておいたサイトがすべて確認できる
など
情報発信する
Googleマイビジネス
無料でGoogle検索結果にお店のプロフィールを作れるサービス。
店舗ビジネスをしている人は登録必須です。
Googleマップ検索やGoogleでお店を検索したときに出てくる情報を管理することができます。
登録には実店舗へのはがき郵送確認がありますので、なりすまし等もなく信頼も担保されています。
特にGoogleマップ検索の上位表示を目指す動きは「MEO(Map Engine Optimization)」と呼ばれ、店舗のWeb集客の手法として非常に重要です。
グーペ
月額1,000円で、Webサイトを制作できるツール。
特に店舗ビジネスの用途に力を入れているようで、飲食店には十分な機能があります。
デザインテンプレートも豊富で、ページもメニューやトピックスなど、Web上で簡単に登録ができます。
オプションの独自ドメイン(オリジナルのURL)を取得すれば、自社サイトとして十分かと思います。
ぐるなびや食べログには登録しているが、お店のオリジナルWebサイトも持っておき、メニュー以外にも情報発信をしていきたい。
ただ、優先度的にそれほどお金もかけられないので、まずは月額1,000円で立ち上げてしまい、将来必要になってきたらオリジナルで制作する
など
ペライチ
その名のとおり、1枚ペラ構成のWEBサイトを簡単に作ることができるサービス。
会員登録すれば、オンラインからパーツを選び、テキストや画像を登録でき、それがWebサイトとして公開されます。
オプションで独自ドメイン(オリジナルのURL)も取得することができるので、簡易的な自社サイトとして使うこともできます。
SimilarWeb
無料で使えるWebサイト解析ツールです。
Chromeなどのブラウザで動くツールで、自分のサイトだけでなく、他社のサイトのアクセス情報も取得することができます。
参考にしている他店のサイトはどんなWebサイト施策を打っていて、どのくらいアクセスがあるのか?など、データ取得と分析に使うことができます。
店舗業務を効率化する
wantedly
facebookと連動した求人支援ツール。
人を募集したい担当者が、募集情報を登録し、facebookで共有。
facebookのシェアで広がっていくので、応募者は友達経由の誰かから繋がっていることが多く、まったくゼロからの募集より安心感もあるかと思います。
これまでのようなお金を払って求人広告を出すのとはまた違った流れではありますが、30日間はトライアル版として無料で使えるので、まずは実際に使って感覚をつかんでみると良いかと思います。
トレタ
飲食店・レストラン向けのWeb予約管理サービス。
座席単位での予約管理はもちろん、常連さんのステータスや来店回数なども記録されるので、お客様の趣味や傾向なども把握することができます。
副収入を増やす
BASE
このブログの他記事でも紹介しましたが、飲食店の副収入として、食材などの通販はとてもアリです。
≫飲食店が+αの売上をつくるための「ネット通販」のはじめかた
そんなとき、ショッピングカートなどの購入の仕組みが必要ですが、自前で作ると数百万規模のコストがかかります。
Baseはデザインや機能はかぎられていますが、無料で使えますし、購入機能以外にもクレジットやコンビニ決済機能も付いているので、ある程度の規模まではこれで全く問題なくネット通販ができるかと思います。
同様のサービスにSTORES.jpもあります。
機能や手数料などが若干違いますので、比較して気に入った方を使うと良いかと思います。
ウーバーイーツ
レストランのメニューを登録配達員が配達してくれるサービスです。
都市部を中心にだいぶ普及してきた印象です。
登録してオーダーが入ると、配達員が店舗まで取りに来て配達してくれます。
そのため店側で新たに配達要員を雇う必要がなく、通常営業と平行して使えるのが一番の魅力かと思います。
スペースマーケット
場所を貸したい人と借りたい人のマッチングサービスです。
パーティやロケ、会議などで場所を借りたい人が、登録された場所を検索して、時間単位で借りることができます。
飲食店も多く登録されていて、会員制のパーティやロケ撮影などに利用されています。
登録は無料で、利用があった場合に、売上から手数料が天引きされる仕組みですので、金銭面でのリスクはないかと思います。
≫スペースマーケット無料登録