飲食店経営で見落としがちな経費一覧

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飲食店を開業・経営する際には、固定費(家賃や設備費)やFLコスト(材料費と人件費)をはじめ、月々の経費の目処も立てなければなりません。

集客目標、売上予測から、経費、そして収益の目処をバッチリ立てて、いざ営業開始、となった際に、意外と見落としていた経費があったりします。

特に小さなお店さんなどで、初期の設備投資費などにより、ギリギリで収支設計している場合は、この見落とし経費が致命傷になりかねません。

そんな見落としがちな経費をまとめました。

そんなのちゃんと計算してるわ!という方にはすいません。
胸を張ってスルーしてください笑。

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歓送迎会やスタッフ飲み会の費用

乾杯(ビール)
筆者の店舗で思った以上に重要だったのがこれ。
1人でも人を雇っている場合、人のマネジメント、モチベーション管理はとても重要です。
特に自分が店に立たないオーナーさんの場合は、この経費はあえて「必須」と言い切らせていただきます(笑)。

飲食店を経営する側はやることも多く、日々の業務や売上改善の施策でいっぱいいっぱいというところが多いでしょう。
ただ、雇われスタッフで、時間を使ってお店にいる側としては、やはり「やりがい」や環境はとても重要な要素。
社員ならなおさらです。

どれだけ高いモチベーションと野望を持ったスタッフでも、やはり人間ですし、
一緒に働くアルバイトとの関係なども大切。

しょっちゅう飲みに行って愚痴を聞いたりする必要はないですが、
たまには息抜きや交流をさせたり、オーナーさんは自分が行かなくても、お金を渡して行かせてあげるくらいの余裕があると
より良い雰囲気でお店が進むかと思います。

研修費

レストラン
研修というと固いですが、世間のトレンドや他店のリサーチはとても重要。
飲食店である以上、実際にお店に行って食べて、雰囲気を感じることはとても大切です。

そうして新たな刺激を受けることで、お店にもフィードバックがあるかと思いますし、スタッフの気分転換にもなれば、一石二鳥。

アウトプットの質を上げるには、効果的なインプットが必要です。

サンプル仕入れ費

お付き合いのある仕入れ業者さんであれば、お酒や食材の新規商品を相談すると、無料でサンプルを持って来てくれたりします。

また、大手のビールメーカーさんであればジョッキをもらえたりするので、そのあたりでの経費はかかりません。

ただ、特殊な食材で仕入れ業者さんに無いものや、イベント用食材などで一時的に仕入れるもの、また、こだわりの店内装飾品などは、インターネット等で購入する場合も多々あります。

その際には実際にいくつか買ってみて、導入を検討することになるかと思いますが、ここではそういったテストやリサーチ用の商品購入でかかる費用のことを指します。

仕入れ送料

上記でも少し書きましたが、昨今ではすべての食材や消耗品を仕入れ業者さんに任せるというよりは
特殊な食材や珍しい日本酒・焼酎などは、インターネットで仕入れることも多いです。

その際にはほぼ仕入れ送料がかかるため、この分を考えておく必要があります。
定期的に購入する食材・お酒はもちろん、単発で購入する雑貨等の送料も、意外とかさむので注意が必要です。

交際費

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photo by takamorry

飲食店経営で交際費?と思うかもしれませんが、いくつか要素があります。
筆者の店舗の事例になりますが、出前をさせていただいているお店の周年記念日の頃には必ず顔を出しますし、
お水系のお店であれば、店長さんの誕生日などには毎年お祝いに行くというオーナーさんもいらっしゃいます。

過度にやりすぎる必要はないですが、
お付き合いの一環として発生する可能性のある費用ということで、書いておきます。

備えあれば、憂いなし

以上、それほど莫大ではないにしろ、
コツコツと日々の利益を積み重ねていく飲食業では、こういった経費もジワジワと効いてきます。

予め予想して余裕を見ておきリスク回避するためにも、気にしておくのは大切かもしれません。