飲食店の空き時間利用「場所貸し」のやり方

こんにちは、ワカヤマです。
2012年に素人ばかりでゼロから飲食店を立ち上げ、運営しています。

自分で飲食店を経営していると、どうしても空き時間が気になったりします。

僕のように居酒屋形態だと特に、17:30-25:00以外の時間は売上を生まないわけなので、無駄に家賃を払っていることになります。

とはいえ、僕らのような小さなお店で、空き時間を埋めるための手段として、ランチ営業を始めたりするともう大変。

単価安いわ、スタッフは病むわ、そもそも居酒屋の客層と違うので宣伝効果もないわで、負担ばかり増えて、売上は伸びません。

もちろん、しっかりとランチ営業で売上を出すための戦略を立てて、人やオペレーションもしっかり作って、真剣に売上を狙いに行くのであれば別ですが、空いているから何となく開けよう、というのはオススメしません。

じゃあどうするか、となったときに、最近よく聞くのが店舗の「場所貸し」です。

スポンサーリンク

実はけっこうある場所貸しサービス

場所貸しをしたい、となっても、借りたい人はそうそういません。
そんなときに役立つのが、場所貸しのマッチングサービスです。

ネットの普及により、飲食店が使える場所貸し用のサービスが意外とあります。
主に場所を貸したい人と、場所を借りたい人をマッチングする仕組みがほとんどです。
いくつかご紹介します。

・東京ロケーションボックス

http://www.locationbox.metro.tokyo.jp/

主にロケ先を探すテレビなどの制作者向けの、場所探しサービスです。
東京都が運営するサービスで安心感があります。
飲食店やテナントが登録しており、時間や費用など、比較的自由なフォーマットで登録ができます。

・スペースマーケット

https://www.spacemarket.com/

場所を貸したい人と、借りたい人のマッチングサービスの大手です。
飲食店以外にもお寺やオフィスなど色々な場所が登録されています。
サイト上でも、珍しい使い方や面白い使い方を、事例などで提案してくれるので、間口が広い印象です。

・コインスペース

https://coinspace.jp/shopowner/

都内を中心に展開している、ワークスペースの運営サービスです。
タブレットとアプリで管理され、10分単位で借りられるので、顧客を受けやすい印象です。
店舗やテナントのオーナーを募集していて、導入コストゼロから始めることもできます。

場所貸しをするのに必要なもの

場所貸しを考える場合、ほとんどのお店さんが、上記のようなサービスに登録することになるかと思います。
登録自体はすぐに無料でできますが、いくつか必要なものや考えておく必要のあるものがあります。

・写真

まずはこれがないと、登録しても問い合わせにつながりません。
場所を探している人は、まずは写真を見て候補をピックアップするので、できればカメラマンにとってもらったキレイな写真があるとよいかと思います。

・人

場所貸しを専門としていない飲食店の場合、場所貸しの際に誰かが待機している必要があります。
最初問い合わせが入ったら、下見を希望する人もいるので、その対応。
そして晴れて貸すことが決まったら、当日の入り時間にお店を開けて、撤収後にはお店を閉める必要があります。

時間中はその場にいなくても大丈夫ですが、もしもお皿が割れたり、汚したりした場合に誰もいないと、返却時にもめる可能性があるため、
何かあった時のために誰かがいるほうが安全です。

・単価

単価を決める必要があります。
ほとんどのお店さんが時間あたりの値段を記載しています。

「応相談」のみで内容に応じて都度相談してくれるところもありますが、
僕らの事例だと、ある程度予測の付く費用感は載せておかないと、問い合わせにつながりませんでした。

そのため、費用は都度相談して決めたい場合でも、
下記のように、参考になる目安の価格は書いておく方がよいかと思います。

例:7,000円/時間(時間数や内容に応じて応相談)

・オプション

DJ機器やモニターなどがあると、レンタルされやすくなる場合があります。
場所貸しといえども、たくさんのお店が登録していますので、何かしら差別化や強み、借りる理由になるものがあると、問い合わせに繋がりやすいかと思います。

場所貸しの流れ

サービスによって若干前後がありますが、主に下記のような流れです。

・問い合わせ

サイトを見た希望者から問い合わせが入ります。
東京ロケーションボックスの場合はメールか電話、その他サービスは基本的に登録しておいたメールアドレスに連絡が入ります。

・下見

基本的なやりとりをしたら、希望があれば下見に来られることがあります。
その際に、使える機材(食器などはどこまでOKかなど)や、禁止事項、注意事項などの質問をされるかと思いますので、
事前にお店として方針を決めておくのがよいかと思います。

・レンタル確定・支払い

晴れてレンタルが決まったら、ほとんどのサービスで先に決済になります。
いったんマッチングサービス会社に支払いがされて、そこから手数料(20%前後)が抜かれて、お店に入金されます。

・当日

時間になったらお店を開けて、時間貸し開始です。
貸している間はいなくても大丈夫だったりしますが、何かあった時に確認できる人がいないと、借り手は困ることがあったり、
事故があった場合などの対応も考えられますので、できるだけ人を配置するのがよいかと思います。

実際、飲食店の「場所貸し」はどうなのか

以上、飲食店が空き時間を時間貸しする方法を紹介しました。
僕も自分のお店をマッチングサービスに登録したり、知人のイベントで実際に場所貸しをしてみました。

まず、うちは都心の一等地にあり、場所がよく、さらに繁華街にありながら静かなお座敷があるので、
マッチングサービスからテレビの撮影依頼がよく舞い込んできます。

ただ、テレビの制作会社は穴が空く訳にはいかないので、事前にいくつかの店舗に問い合わせておいて、
直前で決定されることが多く、店側としてはやりとりと人の確保に少しバタバタします。

ただ、単価としては僕らのお店としては悪くない金額です。
(12坪ちょっとのちいさなお店ですが、7,000円/時間でも費用面での問題はないようです。)

飲食店が場所貸しをするデメリット

デメリットを挙げるとすれば、やはり当日人を配置しないといけないということです。

当然その分の人件費がかかりますし、貸している間だけとはいえ、ある程度信頼できる人でないと任せられません。

オーナー店長さんであれば自分が立つことになりますが、通常営業とは別でその時間を使えるかという問題もあります。

ということで、やはり場所を貸す以上、人がいないといけない、というところをクリアできるようであれば、空き時間活用としての場所貸しは、飲食店の副収入としては悪くないかと思います。

関連記事