お店の価値を高めて差別化もできる「ストーリー」の重要性

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築地にある、のどぐろ押しの居酒屋へ行ってきました。

平日でしたが、90席あるというお店は満席。
ちょうど到着したときに数組出られたので、うまく入店できました。

丁寧な出迎えと、威勢のいい厨房からの「いらっしゃいませ!」の声。
築地という場所もあってか、「やっぱりちゃんとしてる店に来たなぁ」と勝手に気持ちよくなっておりました。

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“モノを売る”から”コトを売る”へ

さて、本日の本題ですが、最近では、

“モノを売る”から”コトを売る”へ

というような言葉をよく聞くことがあるかと思います。

飲食業に限った話ではないですが、
つまりは、商品の質や味といった、商品そのものの機能を売るのでは無く、
商品を買うことに寄って得られる「体験」を売りましょう、という話です。

これが、上記ののどぐろ居酒屋でも徹底されていました。

「体験」を売る、ということ

入店すると、着物を着た店員さんたちが大声で「いらっしゃいませ!」の声。
席につくと、お通しと一緒に、メニューに載っていない食材を直接持ってきて、ひとつひとつ説明してくれます。

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「このトマトは静岡産のフルーツトマトで・・・」
「京都産の丸茄子が入りました。焼きでお召し上がりいただきます」
「このサイズののどぐろは、他ではなかなかないですよ、よかったらぜひどうぞ」

など、その食材ひとつひとつのルーツや、特徴を事細かに語ってくれました。

 

これがまさに、コト(体験)を売るということですね。

味だけでなく、その食材のストーリーを語ることで、あたかもその土地でしかとれない、しかもいつもあるわけではない貴重な食材を食べられるように思い、さらに価値が増します。
僕らもつい、目の前で見た新鮮な鮎を頼んでしまいました。

そして、そんな店員さんとの会話も、ひとつのコト(体験)ですよね。

「ストーリー」という付加価値

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もちろん実際に食べておいしいのは当然ですが、
付加価値としてこうしたストーリーがあると、よりありがたみも増してきますし、食事への注目度もあがります。

ということは逆に、今当たり前のように出している食材やお料理のストーリーを掘り下げ、それをお客様に伝えることができれば、
さらにお料理やお店の価値を高めることができるでしょうし、他のお店との差別化にもなるでしょう。

 

見せ方だいじ。

食事しながら食材についての会話もはずみ、とても楽しく、おいしい時間でした。